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こんにちは盧です。
もう暑い夏が終わったと思ったら
また台風さんがいらっしゃるそうで
湿気と暑さが戻ってきそうな予感がします。
・・・早く涼しくなってほしいものです。
今日は江戸時代の古典:雑病広要から
痰飲の候から痰飲の寒熱の違いを
見ていきたいとおもいます。
諸飲源條
熱痰者、謂飲水漿結積所生而言陰陽否膈、上焦生熱、
熱気与痰水相搏、聚而不散、故令身體虚熱、逆害飲食、
頭面翕翕而熱、故云熱痰也。
冷痰者、言胃気虚弱不能宣行水穀、故使痰水結聚、
停於胸膈之間、時令人呑酸気逆四肢変青不能食飲也。
熱痰とは、水を飲んで積もって結ばれて生じることので、陰陽が膈に痞えるといい、
上焦は熱を生じ、熱気と痰水が相打って、集まりて散じない。
故に身体は虚熱となり、(火の性質は炎上なので)上逆して飲食を害し、
頭面は翕翕として熱する。故に痰熱と言うのである。
冷痰とは、胃気が虚弱となり水穀を巡らすことが出来ない。
故に痰が結ばれ、胸と膈の間にとどまり、
時として人を呑酸させ、気逆して四肢の色が青くなり
飲食することが出来なくなる。
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参考文献
「漢方医学書集成49 多紀元堅」名著出版