<お知らせ>
お盆の鍼灸治療について
<近日開催予定のイベント情報>New!(8/7更新)
こちらのページに
一般の方向けの講座や学生向け勉強会の予定を
集約しております。ぜひご参照ください。
→イベント情報ページ
「酒を飲には、
各人によりてよき程の節あり。
少のめば益多く、多くのめば損多し。」
貝原 益軒『養生訓』より
下野です。
今回は『養生訓』の記事となります。
では短いですが
冒頭文を現代語訳してみましょう。
「酒には、皆それぞれに丁度良い量がある。
酒は少しの量であれば益があるが、
多く飲むと害となる。」
以前に『【養生訓】酒は天の美禄』という
記事を書きましたが、そちらの続きとなります。
「酒になれるためによく呑まされました。」や
「呑んでいるうちにお酒に強くなりました。」という
話を聞いた事があり、
また一時期悲しいことに
一気飲みによる中毒死という事故もありました。
実際に臓腑が強固な人は
多く食べたり呑んだりしても大丈夫(勿論限度はあります!)という
考えが『養生訓』にも書かれていますが、
やはり皆が皆そういった訳ではなく
臓腑にもそれぞれ個性といいますか
負担が掛かったときの表現が異なってきますので、
(酒で言うと、酔いやすいや酒が残りやすいといったとこでしょう。)
その負担を見過ごすと大ごとになってきます。
ご注意下さいm(__)m
<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
下野