<近日開催予定のイベント情報>
こちらのページに
一般の方向けの講座や学生向け勉強会の予定を
集約しております。ぜひご参照ください。
→イベント情報ページ
年に何度か、腰痛の症状でご来院される
W様からの御質問です。
Q.「痛いところに鍼を直接刺さないのですか?」
→A.
まず腰痛でお悩みのWさんには、
主に足や背中の経穴(ツボ)を使用することが多くあります。
そのため、上記のような疑問をお持ちになったのでしょう。
一鍼堂の方針は
「なるべく少ない本数の鍼で、
身体に余計な負担をかけずに、
病の本質を見極めて施術する」とし、
鍼を刺す瞬間の痛みもほとんどないような施術となっております。
さて、問題はここからで、
その場合に
「そんな少しだけの刺激で身体は良くなるの?」
という疑問が出てきます。
そもそも、鍼を刺すという刺激で変化を与えるという訳ではなく、
経穴の効能を活かしながら、
病の原因とされる五臓六腑の状態を改善するという考え方です。
Wさんのように腰に痛みがあったとしても、
仮にその原因が「食べ過ぎ」にあれば、
食べ過ぎによる胃腸の負担を和らげ、
身体にこもった湿気を捌いていくような施術となるでしょう。
その際、腰の経穴だけを診ていくと、
逆に施術の幅を狭めてしまうことになりますので、
より広く全体を俯瞰していくことが大事になってきます。
Wさんにも同じ様に(たまに例え話も交えながら)お答えしておりますが、
腰が楽になるとともに
「不思議やけど、おもしろい世界やね」と
御興味をもって頂いております笑