<近日開催予定のイベント情報>
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一般の方向けの講座や学生向け勉強会の予定を
集約しております。ぜひご参照ください。
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「いにしへもろこしに食醫の官あり。
食養によつて百病を治すと云。」

貝原 益軒『養生訓』より


下野です。
久しぶりの『養生訓』の記事となります。
では冒頭文を現代語訳してみましょう。

「昔の中国には“食医”という官職があり、
それは食の養生を以て百病を治すといったものであった。」
非常に短い文章ですね。
ただ、日常生活で食がどれだけ重要かということ
を示す文章となっております。

中国の古典『周礼』によると、
当時医師には序列があり、
食医はその最高位の役職だったようで、
王、その家族の食の管理を行っておりました。
当時は
病気治しは薬に頼るのでは無く、
食を以て治すという考え方が基本であったため、
“食医”が必然的に最高の役職になったのだとされ、
毎日欠かさず摂る食事が
どれほど重要なのかということを示すものとなっています。

実は日本では
食の欧米化により肥満や健康リスクが考えられたころ、
この古代中国(東洋)思想から
健康を取り戻そうという考え方がうまれ、
「医食同源」と言う言葉が生まれたとされています。


<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

下野

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