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どうも、新川です。

先日、所用で立ち寄ったお寺の広場に
蓮の鉢が所狭しと、
並べられておりました。

なかなか見応えのある風景でしたので、
道行く人が足を止め、
思い思いに鑑賞されておりました。

前日の雨露が葉っぱに残りキラキラと反射していました
前日の雨露が葉っぱに残りキラキラと反射していました

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ここからが本篇です。
『温病条辨』巻首 原病篇
の続きを 綴って参ります。


温病条辯

【巻首 原病篇】


「脾熱病者、先頭重、頬痛、煩心、顔青、欲嘔、身熱。
熱争則腰痛、不可用俛仰、腹満泄、両頷痛。
甲乙甚、戌己大汗、気逆則甲乙死。
刺足太陽・陽明」

→《刺熱篇》に曰う、
「脾の熱病は、先ず頭重、頬痛み、煩心し、顔青く、嘔かんと欲し、身熱す。
熱争えば則ち腰痛み、俛仰ふぎょうを用うべからず、腹満泄し、両頷痛む。
甲乙に甚だしく、戌己ぼきに大いに汗し、気逆すれば則ち甲乙に死す。
足太陽・陽明を刺せ。」
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本条は脾の熱病に関してです。

解釈:
脾熱病
→脾の熱病にかかると、
脾の運化作用が低下し、湿が生じる。

先頭重、頬痛、煩心、顔青、欲嘔、身熱
→湿熱が上蒸し、清陽を阻むと先ず頭重が生じる。
湿が胃気の下降を妨げると、嘔気がする。
木は土を克し、脾土に病変が起きると木気が乗じるので、
頬痛・顔面が青いなどの肝胆の病変がみられる。

葉子雨の説
→顔青きは土病めば則ち木強く、其勝たざるを侮ると謂わばあるいは可なり。
然れども《甲乙》《太素》は、
皆「頭重顔痛」を言いて、「顔青」の二文字無し。蓋し衍文なり。
更に少陽を拉雑し、土病病めば木もまた病むと謂うは、則ち誤りなり。

熱争則腰痛、不可用俛仰、腹満泄、両頷痛
→腰は腎の腑であり、脾腎は水湿を主っており、
脾の熱盛で水湿の運化低下して生じた湿熱が腎腑の腰に停積すると、腰が痛む。
脾の運化が悪いと腹満・下痢があらわれる。
頷痛は木病と解釈される。

葉子雨の説
→胃脈は頤後下廉を循り、大迎に出づ、故に両頷痛む。

続く


参考文献:
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』 東洋学術出版社
『中医臨床のための温病条弁解説』医歯薬出版株式会社

新川

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