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「養生の四要は、
暴怒をさり、
思慮をすくなくし、
言語をすくなくし、
嗜欲をすくなくすべし。」


下野です。
本日は『養生訓』の記事に参ります。
では早速、
冒頭文を現代語にしていきます。

「養生の四つの要は、
激怒しないこと。
考えすぎないこと。
おしゃべりし過ぎないこと。
欲を少なくする。」

前回の記事でも書きましたが、
東洋医学(養生訓)では
気血の滞りが病気を生みますよと
よく書いておりますが、
滞りだけではなく
気を消耗させる(減らす)のもよくないよとも書いております。
その減らす代表的なものとして
上記の四つが挙げられ
日常的に起こるものであるため
養生の要だとしております。

意外なのはおしゃべりし過ぎですね。
『養生訓』にはその理由として、
これは気が上がり、消耗するものであると共に、
徳を養うものとして口数を慎むと考えております。

皆さま御注意下さい。
では。

海

<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

下野

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