下積み修行中の本多のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


今回は脈診の部位についてです。

脈を診る部位によって3種類に分けられます。
(1)三部九候法
(2)三部診法
(3)寸口診法

(1)三部九候法
人体を頭・手・足の三つに分け、
さらにそれぞれを三つに分けて、
次にあげる九つの部位から、五臓六腑の気血の虚実を判断します。

【頭】
{上→両額の動脈―太陽穴}
{中→耳前の動脈―耳門穴}
{下→両頬の動脈―巨髎穴}

【手】
{上→手の太陰―寸口部}
{中→手の少陰―神門穴}
{下→手の陽明―合谷穴}

【足】
{上→足の厥陰―五里穴または太衝穴}
{中→足の太陰―箕門穴または衝陽穴}
{下→足の少陰―太谿穴}

※橈骨茎状突起の内側、橈骨動脈の拍動部のこと

(2)三部診法

・頸動脈(人迎穴)
・橈骨動脈(寸口部)
・足背動脈(衝陽穴)
人迎と衝陽で胃の気の存亡を、
寸口部で十二経の状態をみます。

(3)寸口診法

左右の寸口を、それぞれ寸・関・尺の三つに分けて、六部として、
それぞれを浮・中・沈から臓腑経絡の状態を推察していきます。
下の表は五臓六腑の異常が代表的に表われる部位になります。

左手 右手
心・小腸 肺・大腸
肝・胆 脾・胃
腎・膀胱 心包・三焦

現在、寸口で脈診が行われている理由として次のものがあげられます。
・十二経の始まりである『』に五臓六腑の気血がすべて集まるため
・肺経は各臓腑の気血の源を生成する脾と同じく太陰経で中焦から始まるため
・寸口部は骨格がはっきりしていて最も触れ易いため


参考文献:
『東洋医学概論』  医道の日本社
『中医基本用語辞典』  東洋学術出版
『中医脉学と瀕湖脉学』  たにぐち書店
『わかりやすい臨床中医診断学』  医歯薬出版株式会社
本多

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