<近日開催予定のイベント>
①【一般向け講座】「梅雨・夏の季節に向けて」参加申込み受付中です
→(第1回:5/17(木)15:30〜、第2回:5/24 15:30〜)
②【学生向け勉強会】「素問を読もう!」申込み受付中です
→毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜 (途中からの参加も可能です。)
「瓜は風涼日及秋月清涼の日
不可食、極暑の時食ふべし。」
貝原 益軒『養生訓』より
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
下野です。
では冒頭文を現代語訳してみましょう。
「瓜は、
風のある涼しい日や、秋の涼しい日には食べてはいけない。
ひどく暑い日に限る。」
といった、非常にシンプルな文章です。
瓜には多数種類がありますが、
多くに共通しているものが
体を冷やす”寒”の性質があります。
その為、
風のある日や秋の涼しい日に食すと
体の中が一時的に冷えの傾向となっているので、
体調を崩しやすくなるということから
このような事を記したと思います。
ただ現代の場合は、
やはり真夏でもエアコンが入っていますので、
冷えた涼しい場所にばかりいて、
瓜類を食べ続ける事は禁物です。
5月からはメロンが、
その後は西瓜が旬物になってきますが、
上記環境での食べ過ぎは要注意です。
<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
下野