<近日開催予定のイベント>
「素問を読もう!」勉強会のお知らせ
毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜 (途中からの参加も可能です。)
こんにちは盧です。
学生時代、地方から来ていた友人のモノマネをしていたせいか
大阪弁の中に時々よくわからない訛りが入ります。
ちなみに出雲ではありがとうのことを「だんだん」と言うそうです。
「階段を上がるように重ね重ねありがとう」と言う意味だそうで
方言というのはいいものだなあと思った今日この頃です。
それでは霊枢の続きに参りましょう。
前回のおさらい
【古医書】霊枢:厥病 第二十四④
真心痛、手足青至節、心痛甚、旦発夕死、夕発旦死、
心痛不可刺者、中有盛聚、不可取於腧。
腸中有蟲瘕及蛟蛕、皆不可取以小鍼、
心腸痛憹作痛腫聚、往来上下行、
痛有休止、腹熱喜渇、涎出者、是蛟蛕也、
以手聚按而堅持之、無令得移、
以大鍼刺之、久持之、蟲不動、乃出鍼也、
恙腹憹痛、形中上者、
真心痛
難経六十難には「其痛甚、但在心、手足青者、即名真心痛」
とあり、心に邪が直中したものを言う。
中有盛聚
「中に有りて盛んにあつまる」とは
病が臓にあって経に無いことを言う(張景学)
そのため体の外側にある兪穴を
取って治療してはいけないのであろう。
蛟蛕とは
寄生虫のことであり、ここでは寄生虫が腸にある場合
についての特徴と治療法を述べる。
日本で寄生虫の疾患に会うことは少ないので
割愛するが、太い針(大鍼)の方が細い鍼(小鍼)より
病を制する力があるように書かれている部分に注目したい。
参考文献
「現代語訳 黄帝内経霊枢 上」東洋学術出版
「霊枢講義 上」学苑出版
「易経と難経」宝栄出版