下積み修行中の紅露くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは紅露です。

色々なものに触れるという事は、
無意識の中で何らかの肥やしに
なってるのだなと最近思います。
その肥やしを今やるべき一つの事に
集約出来るよう、努めて参ります。

今日は治療時に自分の頭で
整理すべき気血津液弁証について、
症状を省いた最低限かつ端的な内容を
理解していきたいと思います。


①気病弁証

⑴気虚証

⑵気陥証
・消化器系統の久病
・先天不足
・立ち続けの労働
→気虚⇨気機下陥

⑶気滞証
・飲食の不節制
・ストレス
・六淫の邪を感受
・外傷
・虫積
気機阻滞・不通→臓腑・経絡機能障害

⑷気逆証
(ⅰ)肺気上逆
・外邪を感受
・痰(湿)が肺に阻滞
肺の先発・粛降の機能失調
(ⅱ)胃気上逆
・寒邪を感受
・痰飲、湿飲、食積
・肝気鬱結が胃に影響
胃の降濁の失調
(ⅲ)肝気上逆
精神抑鬱、激怒→肝気の昇発過多
→気が鬱し火と化す⇨気火上炎

②血病弁証

⑴血虚証

⑵血瘀証
・気虚→血の推動無力
・気滞→気機失調
・血寒→経脈収縮
・血熱→血と熱(邪)が結する
よって、血行遅滞⇨臓腑・経脈に血液停滞

・外傷→脈絡損傷
・気虚→摂血の機能失調
・血熱→血脈を灼傷
よって、出血⇨局所に血液停滞

⑶血熱証
・外感熱病
熱邪を感受→熱邪が血分に侵入→血脈を灼傷⇨出血
・内傷雑病
ストレス→肝気鬱血→気鬱化火→火熱が血脈を灼傷⇨出血

③気血同病の弁証

⑴気滞血瘀証
ストレス→肝気鬱結→血行障害→血瘀

⑵気血両虚証
久病により気血を損傷
出血→血と共に気も損傷
気虚→血の生成不足

⑶気虚失血証(慢性的な経過)
気虚→血の統摂不能⇨出血
※気虚症状の後に、出血が現われる

⑷気随血脱証
大量出血→血に随って気が亡脱
※大量出血の後に、気脱(亡陽)の症状が現われる


参考文献:『中医診断学ノート』 東洋学術出版社

紅露

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