<近日開催予定のイベント>
「素問を読もう!」勉強会のお知らせ
毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜 (途中からの参加も可能です。)


こんにちは盧です。
本日は久々に脾胃論を進めていきたいと思います。


又云、咸病寒中、復則収政厳峻、胸脇暴痛、
下引少腹、善太息、虫食甘黄、気客于脾、民食少失味
又云、土不及、四維埃雲潤澤之化不行、則春有鳴条鼓暢之政
四維発振拉飄騰之変、則秋有粛殺霖淫之復
其眚四維、其臓脾、其病内舎心腹、外在肌肉四肢。

またいう、咸(みな)寒中を病み、復すればすなわち
収政 厳峻にして、胸脇は暴(にわか)に痛み、
下 少腹に引きて、よく太息す。虫は甘黄を食い、
気は脾に客し、民は食少なくして味を失う。
またいう、土不及、四維に埃雲潤澤の化 行かざれば
すなわち春に鳴条鼓折の政あり。
四維に発振拉飄騰の変あれば、
すなわち秋に粛殺霖淫の復あり。
その眚(せい)は四維、その臓は脾、
その病は内に心腹にやどり、
外には肌肉四肢にあり。


咸病寒中・・・寒中を病むとは五行でいう
「火・土」が衰えることを言う。

気客于脾、民食少失味・・・
脾胃の気(土)が衰えたため、
金入土中となる。

四維・・・またの名を「四隅」。
東南、東北、西南、西北(王冰)
人においては四肢
時令(地)においては辰・戌・丑・未の月
(旧暦の三月・九月・十二月・六月)(張景岳)
を表している。

埃雲潤澤・・・
土埃が舞い雨が降る様子

鳴条鼓折之政・・・
「〜之化」、「〜之政」
とはすべて正常な作用を言う。
鳴条鼓折は木(春)の正常な作用を言う。

振拉飄騰・・・
暴風を形容する様子である。

秋有粛殺霖淫之復・・・
土(正気か?邪気か?)が金を生じ、
その金が木を克することを言う。

 


参考文献
『脾胃論』
『黄帝内経 下』東洋学術出版
『黄帝内経三家注 運気分冊』中国中医薬出版

経穴人形くん
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