下積み修行中の紅露くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは紅露です。
先日、録り溜めていた大好きな
『カンブリア宮殿』を見ていた所、
印象深い言葉がありました。
『順調に進んでいる仕事・事業は疑え』
中学時代の監督に言われ
気が抜けた際にいつも思い出す
『向上心を忘れずに』
という言葉を10年経った今、
改めて言われた気がしました。
精進致します。

今日も治療時に自分の頭で
整理すべき八綱弁証について、
症状を省いた最低限かつ端的な内容を
理解していきたいと思います。


⑤虚証(正気が虚弱で邪気も盛んではない事で出現)

先天不足:早産や高齢出産によって生まれた子供の場合等
後天失養:飲食不調
ストレス・肉体疲労・性生活の不節制
老齢・虚弱体質・多産
重病・久病
気虚:臓腑の機能低下
陽虚:気虚症状+虚寒症状

血虚:全身虚弱⇨血の不足症状
陰虚:全身or臓腑に対する濡潤・滋養の機能失調
陰虚内熱症状
※共通症状
体が痩せる・眩暈・不眠・舌苔少・脈細

⑥実症(正気・邪気共に盛ん)

・六淫の邪が人体侵襲
・臓腑の機能失調→代謝障害
⇨痰飲・水湿・瘀血・食積が体内に停留
・虫積

虚証と実証の関係

⑴虚実挾雑
・邪が取り除かれないうちに、正気が虚す
・もともと正気虚弱な体質のものが、新たに邪を感受する
⑵実証転虚
・邪気が盛ん
・久病
・治療が不適当
⑶虚中挾実(本虚標実)
・正気不足→臓腑の機能減退→津液の輸布や血液の運行失調
⇨水湿・痰飲・瘀血等体内停留
⑷虚実真仮
◉真実仮虚
患者が体内に阻滞する為に気血の運行が失調し、
仮虚証が出現
◉真虚仮実
気血不足の為に運化機能が失調し、仮実症が出現

※鑑別ポイント
舌質、沈取した時の脈象の変化

⑦亡陰(院液枯渇)

急性病:高熱・大汗・激しい吐瀉・大出血
⇨陰液消耗
慢性病:多くは心・腎陰虚から進展

⑧亡陽(陽気虚脱)

亡陰から進展して亡陽に至る
急性病:強烈な寒邪を感受⇨陽気損傷
慢性病:多くは心・腎陽虚から進展


参考文献:
『中医診断学ノート』 東洋学術出版社

紅露

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