<近日開催予定のイベント>
3月18日(日) :告知!第7回 鍼灸学生の為の勉強会
こんにちは盧です。
かなり春の陽気を感じるようになってきました。
家では久々に蕗味噌を作り
美味しさのあまり
ご飯が止まらなくなる毎日です。
それでは今日も霊枢を読んで行きたいと思います。
真頭痛、頭痛甚、脳尽痛、手足寒至節、
死、不治。
頭痛不可取於腧者、有所撃墜、悪血在於内、
若内傷未已可、則刺不可遠取也。
頭痛不可刺者、大痺為悪、日作者、可令少癒、
不可已。
頭痛半寒痛、先取手少陽、陽明、
後取足少陽、陽明。
「蓋頭為諸陽之会、四肢為諸陽之本、
若頭痛甚而偏尽於脳、手足寒至節者、
以元陽敗竭、陰邪直中髄海、故最為凶兆。」(類経)
この篇では頭痛は大きく
治療可能な「厥頭痛」と
治療するのが難しい「真頭痛」
の二つに別れる。
類経では
四肢が諸陽の本であり
頭は諸陽の会である、
陽気の本である手足の関節までが
寒くなるのは
元陽が尽きてきたことを指し
頭痛は陰邪が髄海に直中したもの
であるものとした。
元陽が敗れているので予後が
よくないとしたものと考えられる。
「頭痛不可取於腧者、有所撃墜、悪血在於内、
若内傷未已可、則刺不可遠取也。」
ここでは一次病理に関する瘀血に対しては
遠隔取穴ではなく、局所で取るべきであるとしている。
「大痺為悪」
「痺之甚者、謂之大痺」(類経)とある。
参考文献
「現代語訳 黄帝内経霊枢 上」東洋学術出版
「霊枢講義 上」学苑出版