どうも、新川です。
大阪では珍しく積雪があった日の朝の一枚です。
太陽が昇ってくると、
その熱で地面の雪や凍結部も自然と氷解しておりましたので、
事なきをえました。
雪といえば、
私の地元である北陸の気候も気になります。
一日でも早く日常の生活が戻ることを願うばかりです。
———————————————————————————
さて、
ここからが本題です。
今回から「火攻」篇が始まります。
【火攻】
孫子曰、凡火攻有五。
一曰火人、二曰火積、三曰火輜、四曰火庫、五曰火隊。
孫子曰く、およそ火攻に五あり。
一に曰わく、人を火く。
二に曰わく、積を火く。
三に曰わく、輜を火く。
四に曰わく、庫を火く。
五に曰わく、隊を火く。
→
一、人員に損害を与える
二、物資を焼く
三、補給を絶つ
四、倉庫を焼く
五、陣形を混乱させる
以上のように何を焼くか、
その目的によって上記の5つに分けられる。
ただし、
後の兵法家によると、
「火攻」は下策であるとする説がある。
その理由として、
火攻めは、一定の条件がみたされてはじめて決行できることや、
火の取り扱い自体の難しさがあることが考えられる。
また、火を引き起こすことは、
水攻めと違って、物資に決定的な損害を与えることが出来るが、
それは覇道の戦略ともいえる。
次回へ続く
参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。