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蝋梅
蝋梅

「蝋梅や 雪うち透けす 枝のたけ」

                                        芥川龍之介

下野です。
今回は【植物探求】の第3回目で、
蝋梅について書いていきます。

蝋梅は
ロウバイ科ロウバイ属の植物で、
12月下旬〜3月中旬が開花時期です。
蝋細工のような黄色い花を咲かせる
と言うところから「蝋梅」と命名されたようで、
学名は「Chimonanthus(チモナンサス)」といい
ギリシャ語ので冬という意味の「cheimon」と
花を意味する「anthos」が語源だそうです。
また日本には中国から渡来したため、
「南京梅」や「唐梅」といった呼び方もあります。

蝋梅には
梅の様な香りがあり、
それは高貴な香りとも言われるようで、
化粧品や香水の香料として使われるようです。
その香り自体には
鎮静作用や精神を安定がさせるようで、
アロマセラピー効果があるとも言われています。

中国医学の湯液(日本では漢方)の薬として
花蕾を使用し「蝋梅花」という生薬名で記録が残っており、。
解熱や咳を鎮めたり、鎮静薬として使用し、
油に浸したものを火傷に用いています。

花が下向きに付くという特徴を持っており、
近くに行くと良い匂いがしますよ。
ご興味のある方は、
是非見に行って下さい。


<参考文献>
『薬用植物辞典』 NTS
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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