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古民家を改築して2年ほど前にオープンしたとのカフェにて。山の中にあり、地元のコアなお客さんが集まっている感じで、元気なお母さんが迎えてくれました。私は偶然通りかかって思わず入店し、写真のケーキセットを大変おいしく頂いたのでした。

こんにちは、大原です。
今回も、前回に続いて、素問の内容をみてみたいと思います。
上古天真論(第1)の中の記述で、今回は出産に関する内容です。

(前回までの記事
1年を健康に過ごすために その1
1年を健康に過ごすために その2

黄帝内経 素問
上古天真論(第1)より原文を抜粋
帝曰、有其年已老而有子者、何也。
岐伯曰、此其天寿過度、氣脉常通、而腎氣有餘也。
此雖有子、男不過盡八八、女不過盡七七、而天地之精氣皆竭矣。
帝曰、夫道者、年皆百數、能有子乎。
岐伯曰、夫道者、能却老而全形、身年雖寿、能生子也。

読み方
帝(みかど)曰(いわ)く、その年すでに老いて子ある者、なんぞや。
岐伯曰く、これその天寿度を過ぎ、気脈常に通じて、腎気余りあるなり。
これ子有りといえども、男はことごとく八八(はちはち)を過ぎず、
女はことごとく七七(しちしち)を過ぎずして、
天地の精気皆竭く。
帝曰く、それ道なる者は、年皆百もて数えて、よく子あるか。
岐伯曰く、それ道なる者は、よく老いを却けて形を全くし、
身の年寿するといえども、よく子を生ずるなり。

内容は、
「(普通の人は歳を重ねると子どもを作れなくなるが、)
老いても子どもができるというのはどういう理由からなのでしょうか?」
「それは、その人が天から授かった精力が一般の人を超えており、
気血脈が常に通じていて腎気が有り余っているためである。
それでも普通、
男性は64歳(8×8=64)、女性は49歳(7×7=49)を過ぎずに
精気は枯渇してしまうが。」
「では、養生の道理をわきまえている人は、年齢が100歳を超えても
子どもを産むことができるのでしょうか?」
「そうだ。養生をわきまえている人は、肉体が容易に老い衰えないため、
高年齢になっても子どもを作ることができるのである。」
となります。
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さて、実際には、何歳まで子どもを作ることができるのでしょうか?

インターネットで調べてみると、
アメリカ人の女性が57歳で自然妊娠し
無事に出産されたという記録があるようです。
自然妊娠の最高齢ということで、ギネスに認定されているそうです。
(その他にも、体外授精ですが
66歳で双子を出産されたという記録もあるようです。)

ご高齢で出産された方は、どのような体質なのか、また、
どのような生活をされていたのか、などなど、大変興味深いですね。
やはり、ご自身で健康に気を使ったりと、
身体をもたせる工夫などがおありだったのでしょうか??

続きます。

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