あけましておめでとうございます。
今年、最初のブログをお送りする新川です。

最近、寒い日々が続きますが、
少しでも暖をとろうということで、
お鍋を食べに行って来ました。

寒い冬にはお鍋ですね
寒い冬にはお鍋ですね

学生時代は、独り暮らしが長かったので
なにかにつけて友人と鍋パーティーをしていたように思います。
人数で食材費を割ればあまりお金もかからないですからね笑

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さて、
ここからが本題です。
今回から「地形」篇の続きです。


【地形】

故兵有走者、有弛者、有陥者、有崩者、有乱者、有北者。
凡此六者、非天地之災、将之過也

故に、兵には、
走なるものあり、弛なるものあり、陥なるものあり、
崩なるものあり、乱なるものあり、北なるものあり。
およそこの六者は天地の災いにあらず、将の過ちなり。

→敗北に至る道として上記の六つがある。
「走」=敵味方の兵力は同程度なのに、
味方の一の力で敵の十の力と戦わなければならなくなった場合
「弛」=部下が強くて幹部が弱い場合
「陥」=幹部が強くて部下が弱い場合
「崩」=将たる者が副将の能力を認めないため、
副将が不平をいだいて命令に従わず、
自分勝手に戦うような状態。
「乱」=将が気が弱くて厳しさを欠き、
指導方針も不明確で部下は動揺し、戦闘配置もでたらめな場合。
「北」=将が敵の力を正当に評価できないため、
少数の味方で多数の敵とぶつかり、弱い兵力で強力な敵と戦い、
しかも自軍には中心となるべき精鋭もいない場合。

敗北の理由を、
不運が重なったからと決めつけてしまうと、
本当の敗北の原因を突き止められない。

孫子の兵法が、現代でも応用出来る理由として、
事象に対して客観的に原因を解析する
「冷静な視点」にあるといえる。

次回へ続く


参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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