どうも、新川です。
久しぶりに寺社仏閣に行ってきました。
阪急宝塚沿線にある『中山寺』です。
こちら北摂では、
とても有名なお寺だそうで、
患者さんからよくお話はお伺いしておりましたが、
今回初めて訪れました。
由緒正しいお寺ですが、
山門を入ると、
綺麗に整備されており、
本堂に行くまでにエスカレーターが設置されていたりなど、
近代的な印象が強かったです。
階段の登り降りがしんどい方でも安心して向かえますね☆
———————————————————————————
ここからが本篇です。
『温病条辨』巻首 原病篇
の続きを 綴って参ります。
温病条辯
【巻首 原病篇】
《生気通天論》曰、
「因於暑、汗、煩則喘喝、静則多言。」
→《生気通天論》に曰う、
「暑に因り、汗し、煩すれば則ち喘喝し、静なれば則ち多言す。」
———————————————————————————
暑邪による病変について綴られている。
暑邪は火熱の邪であるから、汗がよく出る。
その際、汗とともに気も外泄し、肺気と心液が消耗する。
特に、火は心と同気相求める関係があるため、
暑邪は心を犯しやすく、心神を乱すと煩躁があらわれる。
火克金となると、暑邪(火)が肺(金)を侵犯し
・肺熱による呼吸促迫(喘)
・肺気欝遏によるうめき(喝)
がみられる。
また、邪が心に内臓されて煩躁しない場合でも、
「言を主る」=心 を内擾して多言を引き起こす。
続く
参考文献:
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』 東洋学術出版社
『中医臨床のための温病条弁解説』医歯薬出版株式会社
新川