<近日開催予定のイベント>
12月6日(水) :告知!第6回、鍼灸学生の為の勉強会
どうも、新川です。
先日、気分転換もかねて
奈良は生駒山へ行って参りました。
生駒山上へ行くのは初めてだったのですが、
ケーブルカーであがると、
地上と比べて気温がぐっと低くなり、
改めて標高差を感じました。
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さて、
ここからが本題です。
「行軍」篇の続きです。
【行軍】
人心掌握の大事
兵非敬益多也。
兵はますます多きを貴ぶにあらざるなり
→部下は多ければよいというものではない
戦があるからといって、
頭数だけ揃えても、
実際に全員が戦力となるとは限らない。
それらの戦力が、
自分の手足のように統率されているか、
また目的に対して戦力が一致団結しているかが重要となる。
では、
多数の兵士を掌握する場合はどのようにすればよいのか?
その問いについては
「罰」についてとくに注意する必要があると述べられている。
罰の基準を明確にすることで、規律を保ち、
また正しく用いれば、部下は将に対して信頼をおくようになる。
真に信頼される将は、
信頼とともに、ある種のおそれをもたれること、
つまり「仁」と「威」の両面が必要となる。
次回へ続く
参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。