【カテゴリ】鍼灸師になりたい
【タイトル】 鍼灸師になるために
【相談日】2017/9/12
【相談内容】以下に続く。

初めまして。現在社会人2年目のOと申します。
相談ということでメールの方送らさせていただきます。
私は高校卒業後、某ドラッグストアの正社員として
入社して2年間今に至るまで仕事をしています。
元々就職した理由が母子家庭で育ちお金もなく兄弟も3人いて
上の姉は結婚もして家にはおらず
弟は今年専門に行く予定であり
働いて家にお金を入れざるを得ず就職を決意しました。

しかし、小さい頃からやってみたかった
鍼灸師になりたいと最近になってすごく思うようになってきました。
鍼灸師になりたいと思った理由が、
小さい頃におじいちゃん、おばあちゃんの肩を
マッサージをしてあげるとすごく喜んでくれて
有難うと言われる度にすごく嬉しかったのがきっかけです。
それだったら整体とかの道もありましたが、
鍼灸師とはまた整体とは違い
体に数多くあるツボに針をさすことで
人体に色んな影響を受けるということにすごく興味を持ち、
針というものに魅力を感じ、
鍼灸師になりたいと思うようになりました。

しかし、実家にはお金がない上
弟が今年専門に行く予定、奨学金を使えば行けるものの
これ以上母に負担をかけたくないという思いがあります。
その上、針やマッサージに関して知識があるわけではない。
もし、専門学校に行くにしても入学試験に向けた準備を
何から始めればいいか分からない
と言ったように
右も左も分からないような私はどうしたらいいか分かりません。

これは母にも友人にも誰にも言っていないので
よければ教えて欲しいです。

長文失礼しました。
文面がおかしいと思いますがどうかよろしくお願いします。

〜K.Oさんより〜


為沢
為沢

Oさま、はじめまして。
憧れの鍼灸師になりたいと拝見しました。
ただ、金銭的な面ですぐには行動できないようですね。
であれば、まず数年は学費を貯めるために働き
数年後に鍼灸学校を受けてみても宜しいかと思います。

私も昔、鍼灸学校の学費3年分を貯めて夜間学校に行きました。
正確には入学時にまだ半年分程の学費が足りなかったので
1年生になった当初 昼間は派遣のバイトで働き、
学費の足りない分を補いました。
3年分の学費の目処が付いたので、
その後は派遣のバイトは辞めて
修行の世界に入ったのを覚えております。

鍼を学びたい情熱も大事ですが、
お金の問題も大事なので計画的に行動してみて下さい。

また、入学試験に向けた準備ですが、
試験では鍼やマッサージの問題は出ませんよ。
確か、高校レベルの国語とか生物とか小論文とかだったと思います。
ただ、学校により どの科目で試験するか違って来ると思うので、
行きたいと思う学校の募集要項を見てみて下さい。
この科目で試験します といった情報が掲載されてます。
社会人入試であれば、面接だけとかもあると思いますよ。
大学の受験とかではないので、
個人的にはそんなに気張らなくても良いと思います。

淡泊な回答になってしまいましたが、
これからも情熱を持って頑張って下さいね!


大原
大原

最近では多くの鍼灸学校で
「教育訓練給付金制度」を導入しているようです。
これは、ある一定の年数、社会人として働いていることを条件に、
授業料などに支払った費用の一部が支給される制度だそうです。
(参考↓:ハローワーク 給付金制度について)
https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_education.html

Oさんは現在社会人2年目で、また、
金銭的に余裕が無いとのことですので、
まずはこの制度の条件を満たせるように
現在の職場で働いて、
かつ貯金してみてはいかがでしょうか。
(具体的な支給額や必要年数などは
各学校やハローワークなどで確認できると思いますので
一度問い合わせてみてはいかがでしょう。)

また、今のまま働きながら、
いろんな治療院で施術を受けてみて、
ご自身が患者さんとして体感しながら
鍼やマッサージの知識を得ていくのも良いかなと思います!


下野
下野

Oさん、
学校に入るとなると
やはり金銭の面での問題を
クリアすることが先ずは大切ですね。
鍼灸に対する想いが強く、
時間がかかっても気持ちが変わらないようであれば
学費を貯めてから受験をするのも良いですし、
大原先生が記している
「給付金制度」を利用するのもありかもしれません。

また入学前試験の準備に関しては、
各学校によって受験科目は
変わってきますので、
ご自身の行きたい学校のパンフレットを見たり、
実際にオープンキャンパスに行って
学校関係者に聞くのが一番良いと思います。
ちなみに僕は
大学生の時に受験しましたが、
現代社会・時事問題、国語、数学の
高校生レベルの筆記試験に面接だったと記憶しています。


新川
新川

大きく分けて
・金銭面
・入学に至るまでの流れ
の2点についてのご質問ですね。

金銭面に関しては、
3年間の授業料だけでなく、
生活費も念頭において計画を組むことです。
自分の学生時代ですが、
授業料の目処はたっていたのですが
実家は遠方にあり一人暮らしだったので、
毎月の生活費の捻出に苦労した記憶があります。
貯金を学費に全て投入してしまったことが、
最大の原因でしたね(苦笑)
いずれにせよ、金銭面に関しては
計画的に余裕をもって進めることです。

入学までの道筋として、
まず入学候補の学校を調べましょう。
学費は学校によって変わりますし、
入試科目も異なってきます。
学生に対して手厚い学校であれば
奨学金以外にも、いろいろ相談にのってくれる部署があるようですので、
そちらもとことん調べてください。

それと、
今の時点で鍼灸の知識がなくても、
特に問題ないかと思います。
それよりも自分の中の情熱を大事にしながら、
入学までの時間を有意義に過ごせるよう
突き進んでみて下さい!

 


盧

Oさま、相談内容を拝見させていただきました。
たしかに金銭的な面は避けては通れない問題かと思われます。

入学試験については、法律の変化などで私が受けていた頃と
変化があるかもしれないので、専門学校へ直接問い合わせてみる
のが一番良いのではないでしょうか?
入学後の勉強に関しても
特殊な場合(親が医療関係など)の場合を除き、
入学すると皆が同じスタートラインに立てるのが専門職の良いところです。
もちろんその分、しっかり勉強しなければいけませんが・・・。

もし鍼灸師になられるのであれば、
一生学びと研鑽が続いて行くような職業ですので
貯金をしながらじっくりとどんな鍼灸師になりたいのか
考える時間にあてるのもよいかと思われます。
一見、まったく関係ない人生経験が鍼灸師になった際に
活きることは珍しいことではないからです。

調べるのはネットもありますし、もし可能であれば治療をいろいろ
受けてみるのも良いかもしれません。
鍼灸師になりたいという思いを大切にしながら
いろいろチャレンジしてしてみてください!


林

興味があれば、一度
治療を受けがてら
うちに覗きにいらして下さい。
同じような悩みを乗り越えた
治療家もいますし、
少なからずお話し聞けるとも思いますので。

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