どうも、新川です。
先日行われておりました、
AFCアジアチャンピオンズカップ2011が
日本の優勝で幕を閉じました。
現地カタールとの時差があり、
寝不足が続いた方も多くいらっしゃるようですね。
私は、自動的に12時には寝てしまいますので
録画したものを観ておりました。
決勝の結果を知っているにも関わらず、
興奮してしまうのは日本代表の選手の必死さが
ひしひしと伝わって来たからだと思います。
さて今回は、素問の記事です。
長文なので2部構成となっております。
まずは前半部分をどうぞ。
【四気調神大論篇 第二】
四気とは、春夏秋冬の気候を指し、
その変化に適応し調節することが重要となる。
「夫四時陰陽者、万物之根本也。
所以聖人春夏養陽、秋冬養陰、以従其根」
四時陰陽の変化は万物の生長収蔵の根本である。
そこで聖人は春と夏に陽気を養い、
秋と冬には陰気を養って、
この根本に順うのである。
春には春の過ごし方があり、
それを意識することが大事である。
具体的にはどうすれば良いのかを
以下に記載する。
春
→立春(2月4日頃)より立夏(5月6日頃)に至るまでをいう。
「生而勿殺、予而勿奪、賞而勿罰」
ただひたすらその生長にまかせるべきで、
殺害してはならない。
ただひたすら成長を援助するべきで、
剥奪しては行けない。
大いに心をはげまし目を楽しませるべきで、
体をしいたげてはならない。
「逆之則傷肝、夏為寒変、奉長者少」
肝が傷われるとは、
伸びやかな性質である肝気が損なわれ、
夏の暑い季節に対応出来ず、
寒の病が出現する事を示す。
夏
→立夏(5月6日頃)より立秋(8月8日頃)に至るまでいう。
「~無厭於日。使志無怒、使華英成秀、使気得泄、若所愛在外。」
夏の日の長さ、暑さを厭うことなく、
気持ちを愉快にすべきで、怒ってはならない。
花のある植物と同じように満開にさせ、
体内の陽気を外に向かって開き通じ
発散することができるようにさせるのである。
「逆之則傷心、秋為痎瘧、奉収者少、冬至重病」
夏の養生の道理に反すると、
心気を損傷し、秋になって瘧疾を発することになり、
「収気」に適応する能力が減少して、
冬になると再び病を発する可能性がある。
②へ続く
新川
参考文献:『黄帝内経素問 上巻―現代語訳』 東洋学術出版
TVなどの報道で見る限り、今の日本代表はまとまっていていい感じのチームな気がします。
今の監督のザッケローニさんもコメント聞いているとこんな考え方の監督なら選手と良い信頼関係を築きやすそうだと思うことが多いです。
人間関係って大事ですもんね・・・汗
ところで暦の上では立春でもまだまだ寒いように思いますが、養生的な面からだと今はもう春なんですね?
そういえば道端の木でも芽がでそうなのがあったり、見た目は変化はないけれど春に向けての準備っぽい雰囲気が漂っているものがありますし・・・。
暦上の季節と現実の気候がかなりずれているのはなんでだろう、わかりにくいなーと前々から思っていたのですが養生的な意味合いもあってのことなのかな?
ぽんたさん
コメントありがとうございます!
立春は、春の入り口と考えて頂ければ
分かり易いかと思います。
仰る様に「なんか春の気配が出てきたな」
という時節ですね。
これから春分(昼と夜の時間が等しく、春のお彼岸といわれる時節)
にむけて徐々に温かくなって参ります。
自覚的に感じる以上に、
身体が環境の変化に反応している事は多々ありますので、
私たちはその変化をいかに察するかが
重要となって参りますし、
その変化を感じ取って、
生活して頂くのが養生の要となります。
ザッケローニ監督には、
日本代表がより活躍出来る様に
元気に頑張って頂きたいですね!
お世話になっている気功の先生にも、春、夏、長夏、秋、冬 それぞれの過ごし方を教わっていますが、、
努力しているつもりでも、今ひとつ理解しきれていないのか、 なかなか体力的に自信がもてません。
でも、少しずつですが湿疹が良くなっていってるのを見て
ゴールは必ずあるんやなー、と思えるようになっています。
今日も、帰りの電車の中で とっても気分がよかった!
ホームの看板の先生の写真を見ながら、感謝しています。
来週もどうぞよろしくお願いします。