どうも新川です。
以前、血液型の説明書
B型自分の説明書 (2007/09/01) Jamais Jamais |
という本が
巷を賑わせておりましたが、
よく知り合いに、
「君、B型かO型やろ!?」と
言われます。
実際は、俗にいう『優柔不断』型です!
さて、今回は
『脾ー思』についてです。
脾ー思
因志而存変謂之思
『霊枢』本神篇
『思』とは、
悶々と ああでもこうでもないと考え過ぎたり、
思っていた事が現実化しない状況を指す。
その場合、
●思則気結(思えば則ち気結ぼる)
気結とは、脾気の鬱結を意味する。
↓
●思傷脾(思は脾を傷る)
思慮が過度となると、
脾気の流れを鬱結させるため
脾の運化作用が失調すること。
このような場合、症状として
脘腹張悶、食欲不振、大便溏薄
が現れる。
臨床では、
脾以外の臓器との関係性を
意識することも重要となってくる。
[肝気鬱結との関係]
肝気鬱結の状態になると、
憂慮、思慮、怒り、緊張といった
情緒の変動が現れ易くなり、
それが引き金となり、脾の生理機能を失調させる。
[心脾気血両虚証]
思慮過度により、心血を損傷し
脾の運化作用にも影響する。
症状として、
不眠、食欲不振、眩暈、大便不調
舌:やや淡 脈:濡細無力
等々
新川
参考文献:『鍼灸学[基礎編]』
『中医弁証学』 東洋学術出版社
『中医基本用語辞典』
『臓腑経絡学』 アルテミシア