どうも、為沢です。
最近寒くなってきたため
少々体調を崩しかけましたが、
自分に鍼して何とか持ち直しました。
皆様、風邪には気をつけて下さいね。
今回は久しぶりの経穴解説
足陽明胃経の関門を御紹介致します。


足陽明胃経
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関門(かんもん)
関門は泄瀉(下痢)、遺溺など、門戸が閉じない病症を
改善させることから、関門と名付けられました。

取穴は臍の上3寸(建里穴)の傍ら2寸に位置し、
腹診では胃土の情報が反映されます。
効能
関門、主身腫身重<千金方>
脾の運化失調からくる重く腫れるものに効く
という意味かと思います。
疾瘧振寒<図翼>
寒熱往来があり震えるもの。
寒熱往来とは、外邪を感受し
正気と邪気が半表半裏で抗争して
悪寒と発熱が交互に出現するという症状。
関門は少陽病や半表半裏証に作用するということでしょうか。
試みてみる必要があります。


参考文献:
『針灸学[経穴篇]』  東洋学術出版社
『腧穴学』  たにぐち書店
『経絡経穴概論』 医道の日本社
  為沢

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