久々の更新となりました。
新川です。
今年は異常な暑さが続き、
アイスや冷房が飛ぶように
売れているとのことですが、
一方でそれらの影響を受け
体調を崩される方も
多く見受けられます。
私も某メーカーの
ガ◯ガ◯君を食べるときがありますが、
普段はお茶を愛飲しております。
何事もほどほどが肝心ですね。
さて今回は季節外れですが(汗)
腎ー冬についてです。
腎ー冬
冬になると腎が弱る?
この話題を語るにあたって
基本事項を確認しておきたいと思います。
東洋医学には、
陰と陽が
強まったり弱まったりを繰り返す
という考え方があります。
『陰消陽長』、『陽消陰長』というものです。
自然界に置き換えると
夏→陽気が高まる
冬→陰気が高まる
・・・・・・
さて本題ですが、
冬になると陰気が高まる分、
相対的に陽気が弱まるので
腎の陽気が衰え易くなって参ります。(腎陽虚)
実際には五臓六腑の陽気が衰え易くなるので、
臨床において腎だけに限定して診立てると誤診につながってしまい危険です。
また冬に吹く北風に
注意しなければなりません。
こいつがなかなか厄介なやつです。
冬の寒い日の合間に
ポカポカ陽気がありますが、
その時に暖かさのせいで腠理が一時的に開いてしまいます。
いうなれば、玄関のドアが壊れて開きっぱなしの状態なので、
悪いやつが入りたい放題になってしまうのです。
そこに北風が入る事で一般的に言われる
カゼの発症につながってしまうことがあります。
新川
参考文献:『鍼灸学[基礎編]』 東洋学術出版社
『中医基本用語辞典』
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『内経気象学入門』 緑書房