行動者、雲雷風燈、嗜寂者、死灰槁木。
須定雲止水中、有鳶飛魚踊氣象、纔是有道的心體。
 

 
活動を好む者は、雲間に光る電光や
風にゆらぐ燈火のように、あまりにも動にすぎるし、
静寂を愛する者は、火の消えた灰や立ち枯れの木のように、
あまりにも静にすぎる。
人間としては動かぬ雲や流れない
水のような静かな境地にあって、
しかも鳶が飛び魚が踊るような溌剌たるようすがあってこそ、
それで初めて真に道を修得した人の心ばえであるとされる。
『菜根譚』岩波文庫より。
躁鬱などで苦しむ人も同じ。
雲雷風燈のように激しくも
また死灰槁木ように鬱滞してもよくないよと。
身体をよく動かすといいんです。
東洋医学的にも即した内容となっています。
水の流れは激しくても停滞してもどちらも澱みを成す。
わだかまりなく四季折々流れるのが良い。
人の気機もまた然りです。
    林

2 コメント

  1. 「菜根譚」って、こういう本なんですね。深い言葉をありがとうございます。
    いまは仕事ではなく大学の課題に追われてるだけなので気楽なもんですが、それでも〆切前後にプチ躁鬱を繰り返しています。夏バテも絡んで、生活のリズムがさらに乱れがちです。暑さでなまりきった体を少しでも動かそうと、とりあえずはむくみ解消のツボ刺激やマッサージ、寝る前のストレッチを始めました。そのおかげか、きのうは夢も見ずに熟睡できました。わたしの夢はおもしろいものが多いので、見ないとちょっと淋しかったりするんですけどね(苦笑)。
    心は不動で体は溌剌と。そんなおばあさんになるべく修行(業?)せねば。

  2. 身体はなんぼでも動かして下さい☆
    よっぽどやりすぎなければ
    少々の気鬱はそれだけでほどけます。

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