この国のバイタリティー
10年程前か。
茶髪の子がどうだの
ガングロがどうだの
ルーズソックスがどうだの
悪そうなガキは街のそこら中にいたし
暴走族も多く ご近所様に多大な迷惑をかけと思う。
それら若者に対して
大人はここぞとばかりに非難していた。
テレビやワイドショーでも えらそうな評論家が
これは由々しき自体だ。とみな同じようなことを述べていたのを覚えている。
しかし どうだろう。
今度は草食系だ 元気がないのがけしからんと
こうなっている。
いわゆる草食系なるものを考えて見ると
昔のように好き放題やっていてもエネルギッシュな方が
”まだましだ。”ということになるのだろう。
要は大人や社会は
目新しい文化や 経験した事も無い事に対しては
あれこれ言うという事。
世間もマスコミもそう。
大人はストレス溜まっているから、文句言わんとやっとられんらしい。
だからね、
そんな事気にせず
少年達 青年達は思った通り
好きなように表現しなさいという事。
君たちの未来なんか 誰も責任撮ってくれないんだから。
自分でいろんな事を経験して
本当の善悪を自分で推し量る眼を持つべきだと いち鍼師は思います。
子供はエネルギーの塊だ。
遊ぶ場所や発散する場所がなければ爆発するか
鬱滞して それが募ればやがて巡らなくなるかだ。
やっぱり気鬱は良くない。
しかし、発散する場所がないというのは本当に可哀想に思う。
そういう場を提供してやるのも大人の仕事だと思う。
経済や社会も大事なのはわかるけど
それ以上に若いはつらつとした生命が
そのエネルギーを表現する土壌はもっと大事だと思う。
ビルやコンクリートではそれは育まれにくい。
経済なんてのは大人の為の駆け引きでしかない気がする。
子供達の生命がのびやかに はつらつと育まれる土壌。
それが大事だ。
その為ならなんぼでも税金を払っても良いい。
この国の宝となり得るは経済などではなく
やはり人材と教育に尽きるのだと思う。
鍼灸師 林玄一