こんにちは、為沢です。
少し娯楽の話を。
先日、TVを見ていましたら
大変面白い番組を発見致しました。
「大科学実験」という番組で、
私が見た回は
”慣性の法則”に基づいた実験をしていまして
”レーシングカーで
10m四方のテーブルクロス引きが成功するか?”
をテーマに実験を行っておりました(笑)
また、番組のナレーションが細野晴臣さん!!
これが渋い!!ええ声してはります。
10分だけの短い番組ですが
久々にTVに見入ってしまいました。
番組HPから過去放送分が見れるみたいなので
興味があればどうぞ見てみて下さい♪
大科学実験・番組HP http://www.daikagaku.jp/
はい。
では、経穴解説No.23
足陽明胃経の承満(しょうまん)を御紹介致します。
(こちらが本題です・笑)
足陽明胃経
承満(しょうまん)
「承」は受納のことで、「満」は満腹という意味である。
本穴は胃に作用することから、承満と名付けられました。
前回、紹介致しました不容の1寸下にあり、
承満主腸中雷鳴相逐痢下<千金翼>
腹部にグル音がありすぐ下痢するものを主る
とあるように、承満で脾胃の情報が伺え
解剖学的にも胃が直下にあります。
施術ではあまり使用致しませんが
不容と同じく腹診で診る経穴です。
学生時代に、
『胃下垂を鍼で持ち上げる』
といった施術法があることを学びました。
”左承満から右天枢にかけて長鍼を使用し
鍼を胃に引っ掛けて物理的に持ち上げる”といった手技です。
聞いただけで冷や汗もんです(汗)
弁証論治を無視した手技なんで
仮に持ち上がったとしても
一時的なものであって、また戻ってしまうでしょう。
勿論、当院ではこのような施術は行っておりません。
参考文献:
『針灸学[経穴篇]』
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
『弁釈鍼道秘訣集』 緑書房
『経絡経穴概論』 医道の日本社
為沢