こんにちは、新川です。
関西に来て、
驚いた事が
いくつかありますが、
その中でも、
桜の多さには驚きました。
(他には駅の自動改札にも驚きました!)
そのためか、
こちらに来てから
花見を楽しむ事が多くなった気がします。
まだ開花予想はされていないようですが、
去年の大阪の開花時期は、
3月25日~31日前後だったようです。
さて、本日は
肝ー春についてです。
肝ー春
春
冬の寒さがおさまり、
寒さの中にも
暖かい「春一番」が吹き込み、
動物、植物がむくむく起き上がってくる
芽吹きの季節です。
肝は春の時候と深く関係しております。
肝には昇発する作用があり、
「春三月.此謂發陳.」(『素問』四気調神大論)
春には生き生きと万物が生発する。
この季節に肝の昇発作用が高まる事は
非常に自然な事と言えます。
しかし、
過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し
あまりに春が暑すぎたり、
例年以上に春の時候が長過ぎたりすると
肝気が暴れ出し、
肝の病態が出現しやすくなってしまいます。
また肝気が昂り、脾胃を傷ることがあります。
木(肝)が土(脾)を克す = 木克土
そのため冬の時期から、
脾胃を補っておき、
春の肝気の昂り、梅雨時期の外湿に
備えておかなければなりません。
了
参考文献:『鍼灸学[基礎編]』 東洋学術出版社
『中医基本用語辞典』
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『内経気象学入門』 緑書房