気鬱きつく自殺願望。
治療室にても死にたいと仰る。
自殺したいというより、
気血鬱滞につき 思考自体が結ばれて鬱する状態。
切診にて一身に熱のこもりきつく
脈、緩を帯び数。
遠心性の要素が強く感じる。
滋陰せども清熱せども効なく、
或は逆に陰火が暴走し、
一定収まれど 必ずその後は熱が増す。
少陽に深めの気滞ありと診立て
その熱を捌く。
捌くと言うより、和す。
和すことにより 一身の熱、結ばれた気滞が
解れる。
これにより 気鬱、自殺願望消失。
目の動き悪く、
中空を望んでいたものが、
表情が出て 翌日「大分楽になりました。」
と微笑んで下さいました。
熱ならば熱を捌くと言った
安易な治療に対する戒めにもなります。
熱がある、
ならばその熱の所在は、その起こりはどこからか、
立体的に弁証せねばならないですね。
毎日 学ばして頂きます。
鍼灸の幅は無限だ 持ち手の表現で大きくも小さくもなります。

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