こんにちは、新川です。
先日、初めて七草粥を食しました。
七草(スーパーで購入したものの)の
パッケージの裏面に、
七草の種類が明記しておりましたので、
全種類記憶することに挑戦しました。
今改めて思い出すと・・・・
人間の記憶力には
限界があることが
分かりました。
今回は、
当帰芍薬散についてです。
不妊症の方に多く出されている
印象がある漢方ですが・・
当帰芍薬散
和解剤:臓腑の機能を調和させることにより、
病邪を除去する和法(八法の内の一つ)
に基づいた治方。
調和肝脾剤:肝鬱気滞により脾を犯したり、
肝と脾の連動がうまくいかない状態に用いる。
この方剤の狙いとしては、
肝血虚、脾虚湿滞に対して
補血調肝、運脾除湿の作用がのぞめる。
肝血虚 脈細 舌質淡 舌苔薄
脾虚湿困 脈濡緩 舌苔膩または厚膩、
舌の状態がはっきり分かれるので、
鑑別点としては重要。
このような症状の場合、
肝脾両経を必ず使用しなければならない
ということはなく、
例えば、肝血虚の状態が
病の本質ならば、
補血調肝を中心に処方していく。
その時に、脾虚湿滞の兆候を
察知して、いかに変化を読み取るかが
鍵となる。
このような自由な感覚が、
鍼灸治療の真髄であるといえる。
組成:当帰3、白芍5、茯苓4、白朮4
沢瀉3、川芎2 数字は割合
当帰:補血調経
白芍:柔肝止痛
茯苓:健脾補中
白朮:健脾益気
沢瀉:利水滲湿
川芎:活血行気
参考文献:
中医臨床のための方剤学:(医歯薬出版株式会社)
臨床経穴学:(東洋学術出版社)
中医基本用語辞典:(東洋学術出版社)
臓腑経絡学:(アルテミシア)