こんにちは、下野です。
最近、革の小物にハマっており、
休日は朝からお店探しをしております。
ただ必要のない物まで買ってしまい、
そこは我慢をしなくてはと反省しています。
では今回は「おすすめ書籍」のご紹介です。
第8回目は
『穴性学ハンドブック』
佐藤 弘 監修/伴 尚志 編著
たにぐち書店
学生時代「◯◯病を治す経穴はどれですか?」と
質問する人が何人もいました。
鍼灸関連の書籍を見ても
”□□穴 主治:◯◯病”と書いた物もありますが、
その経穴で100%治るとは言いきれません。
以前、為沢先生も記事で書かれてましたが
同じ症状・疾患であっても病因(原因)は人それぞれで、
それを”◯◯病だから、△△の症状だからこの経穴”としてしまうと、
全く効果がない場合や悪化させてしまう場合もあります。
そうならない為にも、しっかり弁証を行い、
それにあった選穴、そして施術をしなければなりません。
そこで穴性(経穴の性質)を知る事も重要となり、
今回ご紹介した書籍が役立ちます。
この書籍に
穴性は薬性にたとえられる。
処方する際、薬性を知らずしてどうやって寒熱虚実の変調を
調えることができるだろうか。
鍼灸において、穴性が明らかでないならどうやって様々な疾病に
対処することができようか。
と書かれており、まさにその通りだと思います。
ただ”○○証だから□□穴”とし過ぎないように気を付けて下さい。
同じ証立てでも、反応のでる経穴が違う事もありますからね。
そこは切経をしっかり行い、施術を行って下さい。
下野