どうも下野です。
友人が椎間板ヘルニアで急遽入院する事になり、
お見舞いで病院に行く回数が非常に増えました。
今回は、そこで感じた事を記事にしようと思います。
友人を含め、入院されていた患者さんの多くは
ヘルニアでした。
みなさんリハビリを兼ね、廊下を歩いたり、
いろいろ動きまわっておられるのを
何気なく見ておりますと、(東洋医学の望診ですね。)
6~7割位の人が同じ様な歩き方をしていました。
職業柄、原因を探るべく歩き方を真似ていると
とある経絡が思うように動かない事に気付きました。
その経絡は、
陽明胃経と太陰脾経でした。
患者さんのヘルニアの原因が上記の二経絡による
ものかは定かではありませんが、
それにしても数が多いなと思いました。
ただ友人が
「入院してからダルい。あと痰が多く、食欲があまりない」
と言っており、なんでだろうかと思い入院部屋に入ってみると、
僕も数分いるだけで体がダルくなり、
痰が絡むようになるくらいの湿気のきつさでした。
この湿気(湿邪)が脾胃の経絡を犯し、
あの様な歩き方、症状の出かた、症状を長引かせる原因になったと
考えられました。
東洋医学で病を治す場合、弁証は勿論ですが、
施術所の環境も非常に重要となって参ります。
(このことは中医学の書籍にも書かれております。)
今回のように、湿気がきついや冷房がきついとなると、
せっかくの施術も無駄になってしまい、
また逆に症状を悪化させてしまうこともあります。
施術に当たる場合、それもしっかり考えないといけませんね。
では。
下野