どうも下野です。
朝晩が随分と涼しく、昼間との気温差が出てきました。
体調を崩しやすい時期ですのでご注意下さい。
では今回も、
前回に引き続き養生指導についてお話致します。
今回は「生姜」についてです。


世間では「生姜」は体を温めることで新陳代謝を良くし、
健康・美容に良いと聞きます。
手頃な物として「生姜湯」が商品化されており、
多くの方が飲まれているようです。
(一鍼堂の患者さまの中にも多くおられました。)
しかし「生姜」ですが、
全ての人に良いというものではありません。
確かに「生姜」を摂取することで健康になる方はおりますが、
一方で悪い方向にお体を持っていってしまう人もおられ、
その様な方には「生姜」は禁止です。
ではどの様な人がだめなのか?というと
「生姜」は体を温める作用を持った物なので、
体が熱傾向の人は禁止です。
体が熱傾向?と言われても分からないと思いますが、
臨床上よく診られるのが、
暑がり、口や咽が乾き易い、お風呂でのぼせる、
夜間に手足が熱いetcがあります。
例えば冷えがあっても、温めることで体がしんどいというのも
熱がある時にみられます。
何か思い当たる事がある方は、一度「生姜」控えて下さい。
それだけで体が大きく変わる事もありますよ。
また鍼灸師の方で、熱を捌く治療をしても良くならない
という方は、患者さまの生活を聞いてみて下さい。
世間的に良いと言われている物を摂取されていると、
悪い事だと思わず仰らない方がおられます。
そこは鍼灸師としての腕の見せ所?にもなります。
是非、聞いてみて下さい。
下野

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