どうも下野です。
早いもので9月ですね。
学生時代は、1年が非常に長く感じましたが、
逆に今はとても早く感じます。
それだけ毎日が充実しているということでしょうか?
では今回は、養生指導について
お話し致します。
僕たち鍼師は、
治療で症状を治すのは勿論ですが、
病を早く治すため患者さんの食事、入浴、睡眠など
生活習慣を正して頂くよう指導することもあります。
今回はその中の運動についてです。
東洋医学では「気血」が滞ると病になる考え、
その滞りを鍼や灸で流れる様にしてあげます。
「気血」が流れ出すことで症状が良くなり、
同時に滞らなくなりますが、
人によっては再び滞ってしまう方がおられます。
そこで、そのような方には「運動しましょう」
とお伝えしております。
「運動」といっても激しい運動をする必要はなく、
散歩程度で十分です。
身体を動かすことで、滞っていた「気血」は動き出し、
早く症状を改善させることができます。
東洋医学の書籍にも
「適度な運動」と健康を保つ為の必要事項として
書かれており,
また以前にご紹介しました養生訓にも
「体は日々少しずつ動かすべきである。
(省略)
日々運動すれば、針や灸をしなくても、飲食や気血は
滞ることなく、病気にかからない。」
と書かれております。
ただ何でも運動してもらったら良いという
ことではありません。
中には運動することで症状を
悪化してしまう方もおられますからね。
そのあたりの見分けも重要となってきますので、
鍼灸師や鍼灸学生さんはよく勉強して下さい。
では。
下野