どうも、下野です。
早いもので、もう6月です。
6月といえば”梅雨”の時期ですね。
胃腸が強くない僕としては
一年で最も嫌な時期がやって来ます。
体調を崩し易くなる時期なので
今から養生せねばと思っております。


ここからは書籍紹介です。
普段であれば
「おすすめ書籍 No.○」ですが
今回は「番外編」としました。
なぜ番外編かというと、


今までは東洋医学(中医学)、鍼灸の
関連書籍を紹介してきました。
が、今回はある小説をご紹介します。
とは言っても、鍼灸とも関連あるものです。
『許浚 〈上〉医の道に辿りつく』
李 恩成 朴 菖煕  著
桐原書店

許浚〈上〉医の道に辿りつく 許浚〈上〉医の道に辿りつく
(2003/04)
李 恩成朴 菖煕

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かつて李氏朝鮮時代に実在した
医者の生涯を描いた小説です。
韓流ドラマとして、テレビ放送もされてました。
許浚は
『東医宝鑑』という朝鮮一と名高い医書を
後世に残し、
朝鮮だけでなく中国や日本にも
影響を与えた人物でです。
この『東医宝鑑』の内容は
内景(内科)・外形(外科)・雑病(疫病、婦人科など)
・湯液(薬物)・鍼灸
となっており
僕ら鍼師にとって重要な書物です。
この様な書物を著された人物の小説なので、
話の中に様々な疾病や鍼灸での治療法、
漢方での治療法が書かれています。
また、”なぜこの治療法なのか”という理由も
書かれてますので非常に勉強になります。
学生時代、息抜きに
この小説を通学中の電車の中で読んでました。
その時、奥様方から
「私もその本とドラマ見ましたよ。
お兄ちゃんも韓流ドラマにハマってんの?」
僕「…鍼灸師目指してまして…
  勉強の一環として読んでるだけです。」
奥様「そうなの~。勉強熱心やね。
   許浚みたいな先生になりよ。」
僕「頑張ります…」
といったやり取りを何回もしていました。
今では学生時代の思い出となってます。
また「許浚」や「チャングム」がテレビ放送や
文庫本になったことで、
鍼灸、東洋医学に興味を持つ人が増えたようです。
鍼灸を「許浚」や「チャングム」の時代だけで
終わらせるのではなく、
現代でも同様の治療で多くの病を
治せるのだと証明せねばと思っております。
その為にも
日々修行邁進せねばと思っております。
下野

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