みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
スタッフの新川です。
臨床において、
患者さんに
東洋医学を分かり易く説明しようと
日々奮闘しておりますが、
私自信、うまく説明出来ず
なかなか難しいものだな
と感じております。
少しでも東洋医学を理解して頂きたい!
と思い、この『五行』解説を始めました。
早速ですが今回は、土と脾です。


土-脾
土は
事物が生成・発展する基盤。
稼穡(種まきと収穫)
の性質をもちます。
また東洋医学において、
土は根本、中心を表します。
生物が生きていく為には
大地が必要不可欠です。
一方脾(胃)※注1ですが、
体の中で言えば真ん中(中焦)に位置します。
また飲食物を取り入れ、体のエネルギーに変換します。
どんなに性能のよいクルマでも、
燃料が無ければ動きません。
このことから脾(胃)の役割は重要な事が分かります。
また脾(胃)の働きが悪くなると
飲食物を体内に取り入れても
うまく消化しきれなかったり、
負担になったりします。
これは車で言えば
ガソリン(飲食物)を入れても
燃料タンク(脾胃)が故障していて
うまいこと走らない、というところでしょうか。
常に体もメンテナンスが必要です。
ちなみに、
実際臨床においても
養生指導として
脂もの、甘いもの、お酒を
控えて頂くことが多いですね。
『五行』解説はまだまだ続きます!
※注1 
脾と胃は互いに協力し合って
飲食物の消化吸収の大役を担っております。
そのため表記としては脾(胃)とします。
参考文献:『鍼灸学[基礎編]』
       『中医弁証学』
       『中医基本用語辞典』  東洋学術出版社
       『臓腑経絡学』       アルテミシア

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here