どうも下野です。
久しぶりの掲載となります。
今回は中医学解説です。
少し専門的に書きます。
中医学を勉強していくと
「三因制宜」といった言葉が出てきます。
「三因」とは「時」「地」「人」のことを表し、
「季節や土地、人によって疾病やまたその治療法
が変わる」ということです。
臨床では、
場所や人によって、気候や生活習慣等が違い
罹患し易い疾病や病の変化は異なっているのが
本当にわかります。
施術者はただ目の前の症状を診て治すだけでなく、
患者さんの生活習慣や生活環境というものも
考慮に入れないといけません。
しっかりと問診し、そこをみつけないといけませんね。
では、なぜこんなことを書いたのかというと、
もうすぐ梅雨の時期がやってきます。
梅雨になると、ある”外邪”が非常に活発になってきます。
(ある”外邪”については答えは書きませんので
自分自身で考え、答えをみつけて下さい。
学生さんも、必ず学校の授業で習ってます。
思い出して下さいね。)
もし患者さんの中で、
「この時期になると症状が悪化します」や
「この時期になると、ある症状がでてきます」
と仰るようであれば、
時期的なことも考慮に入れながら
施術しないといけませんね。
簡単に書きましたが、
臨床では本当に重要になってきます。
しっかり勉強し、治療に生かして下さい。
では。