はじめまして、一鍼堂スタッフの新川です。
今回は、日々の気づき をテーマにしました。
    
ある腰痛の患者さんの場合。
毎日外へ歩いて、気分転換に釣りもしている。
しかしなかなか腰痛がとれない。
よくよく「問診」をすすめておりますと、
その方の散歩コースは、
河川敷の堤防。
釣りも近所の釣り堀に3時間は居るとのこと。
季節は冬。
これでは体の中に「風・寒・湿」の邪が入り込んでしまいます。
この方の場合、心腎に弱りがあり、
外邪の侵入につながったと考えられます。
「風・寒・湿」の邪とは?
―病の原因には、外から悪いものが入る外感と、
臓腑が先に損傷する内傷とに大別出来ます。
外感の主な原因として、『六淫』が挙げられます。
六淫:風・寒・暑・湿・燥・火
そもそもこの六つは異なった気候変化を指す
「六気」と称されているものです。
ここで重要なのは
六気に異常
(私見ですが、昨今の異常気象もこれに該当すると考えられます)
が起こったり、体の適応力を超えた時、
六気は発病因子となり疾病の原因となります。
暫くの間、寒い時の散歩と釣りは禁止。
その後腰痛の調子は良くなって参りました。
(新川)

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