愛する人が倒れました。
脳梗塞です。
彼は今生死の縁にいます。
医師である父や叔父や弟にたずねても、
梗塞の範囲が広くて、
良い言葉が聞こえてきません。
しかし、
いま、
私には鍼があるので彼とともに戦おうと思っています。
これまでも何度もこういうことを克服してきましたから。
原因があって結果があります。
脳梗塞になったのも彼の人生の選択の積み重ねです。
また、原因と結果の先に未来というものが存在します。
先を照らすために、
現象が起こることもあります。
何かを知らしめるために。
人には、その人が克服出来ないことは起こらない。
その人、それぞれの試練が与えられることを私は知っています。
すべての事象に意味があり、
メッセージがあります。
「ヨシ、俺が傷んだら、いっそのこと殺してくれや。」
と常日頃から言っていた彼も、
今回ばかりは、
その現実を目の当たりにして必死に克服しようとしています。
不思議と彼は戻ってきそうな気がします。
奇跡は起こるものではなく、起こせるのです。
世間では治らないと思っていても。
あまり関係はありません。
病人に鍼をたてて、
生気がどれぐらい動いてくれるか。
我々には、それこそが重要です。
死は怖くはありません。
その死さえも彼にとって意味のあることで先につながることです。
また、私にとっても意味のあることです。
しかし、
戦わないという選択もまたありません。
昨日は、後谿、太谿、公孫です。
施術直後から、生気の弱った動きもよくなり、
こけていた顔に肌肉がまといだし、気色(顔の血色)が出てきました。
虚ろだった目が、私の帰るとき、
一瞬ではあったが焦点が合い、
少し眼に生気を帯びた状態でこちらを向いてくれました。
少しずつではありますが、彼もがんばってくれました。
今日も明日も彼が頑張り続ける限り、
私もがんばります。
(2008.05.30)
       
3、4日前の日記につき情報が古いですが、
そのままアップさせていただきます。

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