昨日も内経知要を読み進めました。
至真要大論
素問至真要大論日。
君一臣二。奇之制也。
君二臣四。偶之制也。
君二臣三。奇之制也。
君二臣六。偶之制也。
故日。近者奇之。遠者偶之。
汗者不可以偶。下者不可以奇。
補上治上。制以緩。
補下治下。制以急。
ここでは、
君薬と臣薬の組み合わせ、合わせた数が、
偶か奇かで、陰陽を割り当てています。
奇数は陽で
偶数は陰ですね。
上半身は陽、下半身は陰。
また、発汗させる場合などは、陽性の奇方を用い、
下痢させて、毒邪を下すのは、陰性の偶方を用い、
奇方を用いてはならないとあります。
これを頭の中で鍼灸の取穴へ転換したとき、
不思議とこのように
なっていることが多いような気がします。
陰陽論に当てはめた解釈に過ぎないかと
読み進めているうちにふとその事に気付きました。
君臣薬数をそれぞれの取穴に置き換えると面白い。
奇方と偶方、これを臨床にも応用出来るかもしれません。
人の体は実に絶妙で同時にミステリアスですね。