衝任と脾胃
衝任脈は陽明が主るといっても過言ではなく、
脾胃が弱いと衝任が満たされず、上では乳汁が減り、
下では月経を停止させます。
衝任と肝
肝は気の流れを非常に管轄しますが、
○肝が病み一身の気の流れが悪くなると、 
衝脈もまた塞ぎ、下腹部に塊を形成します(癥瘕)
また、肝火が衝脈を挟んで上逆すると悪阻が出ます。
○肝陰不足のため、肝陽上亢すれば妊娠しても胎児を育てられず、
子煩(妊娠時の心中煩悶)が現れる。
○肝が潤いを失うと、肝陽が高ぶり内風を生じ、頭頂部を侵すので、
子癇(妊娠癇証)といった重篤な症状を引き起こす。 
 
衝任と腎 

腎気が不足すると、衝任が栄養されず、 
一定の年齢に達しても月経が始まらなかったり、発育不足が生じます。
腎がしっかりとしてこそ衝任が通じます。
女子では二七(14才)、男子では二八(16才)前後で
腎中の精気が充満し、人は天癸というものを産生すると言われています。
そこで任脈が通じ、太衝脈が充満して性機能が盛熟し、
女子では月経、男子では射精が現れ、生殖機能がここに備わるのです。
この天癸は年齢と共に腎中の精気が衰えるのに従って減少して生殖機能がなくなっていきます。

1コメント

  1. それはいいことを聞きました!
    ありがとうございます。
    レバーって中薬学的な見方ではどういう効き方するんだろうか。
    興味津々です。
    経絡は学問として学ぶと大変退屈ですね 、正直 。
    僕らは学ぶものというより
    感じる ・経験する対象としていつも存在するものですから
    技術の研鑽の為に自然と感覚を元に学びますが、
    学問としてはつらいですね ありゃ
    寝ちゃいます
    それは、道路みたいなもんです
    道を学ぶ者には新たな発見があるので、マップ(経絡図)も有意義ですが、
    マップを覚えることが可能か。
    無料でしょう(笑)
    そんなもんではないかと思います。

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