任衝脈との関わり
婦人科疾患と関わりの強い経絡はどこだろうか。
「婦人病には36種類あるが、どれも衝任の労損が原因である。」
と『婦人良法』という書物にあるように、
奇経のうち、この任脈と衝脈という経絡との関わりが古くから言われてきました。
さて、それでは任、衝脈とは何だろうか。
はい、次へ。
衝脈は経絡の海であることから「血海」と呼ばれ、
任脈は「担任」や「妊要」という意味で全身の陰脈を養うとともに、
女性の妊娠機能に強く関わるとされています。
任衝脈の流注は子宮から始まり、
背中を循り、妊娠に携わる経絡であるから
婦人科疾患と関わりが強いことも納得いきますね。
また、衝任は心・肝・脾との関わりが強いため(心は血を生じ、肝は蔵し、脾統括するため)、
これらの臓器が弱ることによって衝任の脈が満たされず
女性の月経・妊娠・出産がうまくコントロール出来なくなります。
当然腎との関わりも大事です。
まずここでは 婦人科疾患に任衝脈が密接に関わ
ることを覚えましょう。
奇経がわからないって?
またそのうち。
奇経八脈考などで予習しておいて下さい★

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