天気は清静光明なるものなり。
徳を蔵して止まず、故に下さざるなり。
天、明らかなるときは、日月、明らかならず、邪、空竅を害す。
陽気は閉塞し、地気は冒明す。
雲霧ただしからざるときは、
上、応じて白露下らず、交通して万物の命を表さず。
故に施(くわ)えず。
施えざるときは名木、多く死す。
悪気発せず風雨さだまらず、
白露下らざるときはえん藁栄えず。
賊風、しばしば至り、暴雨しばしば起こる。
天地四時、相保たず、
道と相失(あやま)つときは央(なかば)ならずして絶滅す。
唯、聖人のみ之に従う。
故に身に奇病なく、万物、失せず、生命つきず。
天の気は清らかで濁りがなく、明るい。
また、万物を造り出す根元であり、その働きを徳と云う。
天は、そのような徳を隠し、あらわさない。
それでいて休みなく万物を照らす。
天は徳を蔵えているのみで自らは働かない。
だから、日が往き、月が来て陰陽よく調和して、
万物を造り変化させる道が成り立つ。
しかし、天が徳を蔵えず、自らが働きその明るさを示すと、
大明(天)現れて小明(日月)滅する結果となり、日月の光が輝かないことになり、陰陽が崩れ、
昼と夜、寒と暑の調和がなくなってしまう。
このような状態に陥ると、陽気だけが上に亢ぶって、
陰と交流しないから、天地の流れは滞り、気候異変が起きる。
地上の光は覆われて暗くなり、
地気は昇らず、天気は降らないので、雲や霧が正常に発生せず、
天気が降らないことで白露が地上を潤さなくなる。
このようであると天地間に生きている
一切の生命力が育まないのである。
このような異変が起こった場合、
世間一般の人は、皆病気になって若死するのである。
聖人は道に従った生活をしているから、たとえ異変が起こっても、
適当な手を打って生命を守り、身体は変わった病気が発生せず、
万物を支配する法則を踏み違えることがないから、
生命力はつきず、長生きすることが出来るのである。
人に陰陽あらば、天地にもまたその営みがあるのである。
ここでは、その陰陽の昇降について非常に詳しく記されている。
陰陽について大変悩んだ時期があった。
考えた末になんとか答えを見出すことが出来たが、
最近、手にしたこの書に当時、僕の見出した答えへのヒントが
さらりと書いてあることに大変驚いた。
あのとき、この文に出会っていたら大いに気付くことが
あったんだろうなと感慨深くこの書を読んだ。
今日もよく学ばせて頂きました。
ありがたやありがたや。
今日は、ホリエモンが実刑判決を受けました。
保釈や保釈金ってなんだろうと改めて疑問に思い、
わかりやすく解説しているページを見つけましたので紹介いたします。
↓
http://www.nhk.or.jp/kdns/_nattoku/03/1129.html
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おやすみなさいませ。