今日仕事帰りに、あまりに月が美しかったので、
自転車をこぐのを止めて またがったまま
しばらく 月を眺め 物思いにふけった。
今、地球上でいろいろな国の間で戦争が起こっている。
今も 昔もか。
核の脅威も連日、騒がれている。
地球という家があり
我々は、その住民。
胸に日本という名札を付けたものや
アメリカという名札をつけたもの
フランスや 中国 イギリスなど、あらゆる種類の住民が暮らしている。
みな一様にこの家の家族
しかし、この家はもうすでにボロボロ。
今にも崩れようとしています。
家の或るところで家庭内暴力が勃発 
いや、それどころか 家庭内殺人まで起こっている。
ある者たちは 場所を取り合ったり
ある者たちは 壁に色を塗りたくって自分のものだとその力を誇示したり
家の中の宝石を取り合ったり 
井戸水を取り合ったり 
そうしている間にも 家はグラグラ 今にも崩れそうな状態。
家の中で喧嘩している場合じゃないだろう。
家族喧嘩はやめないか。
なあ 家族喧嘩はやめないか。

家の外には広大な世界があるというのに。
今じゃ月の輝きも 曇った窓では見えません。
風の唸りも 木々の訴えも彼らには届きません。
家の中の彼らの姿を覗いてみると 
肥大しすぎた頭をかかげ 今にも倒れそうな始末
自らの足元も見えません。
彼らに見えるのは 奇抜な色で染め上がった色眼鏡。
嗚呼 どうなってしまうのかなあ。
人を治しても 地球が壊れちゃ話にならんわなあ。。
とほほ。
月は 悲しいような表情で 淡々と輝き続けていた。
月と会話したような気がした。
みなさんも月を見てください。
綺麗ですから
そして なにか言いたげな表情をしていませんかね。
人類よ 「眼」を失うな

4 コメント

  1. 点天さんは文章上手いですね。
    よく伝わります。
    私が思う、この家は、良い方向に向かっているように感じています。
    点天さんとは反対意見ですがご勘弁を^^;
    部分部分でみると悲観的にもなりますが
    歴史の大きな流れでみると殺戮も侵略も容認できない方向へ人々の心はシフトしてきていますよね。
    つい数十年前までは侵略や争いの中の虐待・虐殺は普通という基準でしたが、今ではそれを善しとする人間の割合は減っています。
    世界全体で見れば底上げされてきていると思いますよ。
    楽観的過ぎますかねぇ~^^

  2. ここでは人間の問題ではなく
    地球に対する想いを書きました。
    主役は人ではなく 地球です。
    人にとってはkkskrさんの言った通りでしょうが、
    昔と違い 人間の争いが環境を破壊し、
    他の生物に影響を与えるほど規模の大きなものに
    なってきました。
    人と人との争いで終わればいいのですが、
    そうは行きません。
    地球は確実にダメージを負っていると思いますよ。
    動物も 昆虫達も被害者です。
    ここ何年も みの虫見てないなあ。
    昔は 木からぶらさがっていたのに。
    あ、ザリガニも。

  3. うん、そうですね
    私も環境に関しては憂いを感じることが多いです。
    山や海、川湖沼での遊びをしながら今に至ったような育ち方してますから、30年前~現在までの環境の変化は、この目で観察し続けた方です。
    科学の進歩と比例して自然環境の変化スピードも加速してきているのは間違いありませんよね。
    ただ一昔前でしたら、点天さんのように問題視する人すら居なかった訳です。
    それに比べたら、ベクトルの方向は変わりつつあるのかなぁ・・・と言うのが私の印象です。
    間に合うかどうかは分かりませんが、我々の傲慢さも問題意識を持つ人の力がブレーキになるといいですね。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here