<近日開催予定のイベント>
9月10日(日):【第三回 一般向け東洋医学養生講座】
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表裏・寒熱・陰陽・虚実
という考え方はすでに素問や霊枢の時代に見られますが
清の時代に程国彭(読み方知っている人いたら教えて下さい)
によって体系立てられます。
その程国彭さんの代表作『医学心悟(イガクシンゴ)』の一節
「陰陽虚実寒熱弁」の項を見ていきましょう。
「病有総要、寒、熱、虛、実、表、裏、陰、陽、八字而已。
病情既不外此、則弁証之法亦不出此。・・・」
(病の要点には寒、熱、虛、実、表、裏、陰、陽があり
この八字がすべてである。
病の状態はこの外にはないため、弁証の法はここを離れない。)
ここでは東洋医学概論に記載されている
「身体をおおざっぱに把握する」
というもの以外に、
「弁証において外すことの出来ない要点」
という意味合いが含まれるようです。
もうすこし読み進めてみましょう。
「一病之寒熱・・・一病之虚実・・・
一病之表裏、・・・至于病之陰陽、統上六字而言、所包物広。・・・
寒熱虚実表裏陰陽之別、総不外此。・・・」
ここでは陰陽は他の六綱(表裏、寒熱、虚実)
をまとめるものだと述べております。
それにしても
この 「寒熱虚実表裏陰陽の別」とは一体なんなのでしょうか?
次回、紐解いていきましょう。
つづく
参考文献
『新版 東洋医学概論』医道の日本社
『医学心悟』人民衛生出版