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9月10日(日):【第三回 一般向け東洋医学養生講座】
陰陽応象大論曰、人有五蔵、化五気、以生喜怒悲懼恐。
故喜怒傷気、寒暑傷形、暴怒傷陰、暴喜傷陽。
厥気上行、満脈去形。喜怒不節、寒暑過度、生乃不固。
玉機真臟論曰、脾大過、則令人四肢不挙、
其不及、則令人九竅不通、名曰重強。
又通評虚実論曰、頭痛耳鳴、九竅不利、脾胃之所生也。
調経論曰、形有余、則腹脹、涇溲不利、
不足、則四肢不用。
陰陽応象大論に曰く、人に五蔵ありて、
五気を化し、もって喜怒悲懼恐を生じる。
ゆえに喜怒は気を傷り、寒暑は形を傷る。
暴怒は陰を傷り、暴喜は陽を傷る。
厥気 上行し、脈を満たし形を去る。
喜怒 節ならず、寒暑 度を過せば
生すなわち固からず。
玉機真臟論に曰く、脾の大過なれば、
すなわち人をして四肢上がらざらしむ。
名づけて曰く、重陽。
また通評虚実論に曰く、頭痛耳鳴り、九竅利せず、
脾胃の生ずる所なり。
調経論に曰く、形有余なれば、すなわち腹脹し、
涇溲利せず、不足なればすなわち四肢用いられず。
人に五蔵ありて五気を化すとは
五蔵の気があって、そこから「五志」が生まれることを言う。
喜怒が気を傷るとは、喜怒だけが気を傷るのでなく、
五志すべてが内傷病を引き起こすので気を傷るという。
寒暑が形を傷るとは、寒暑だけが形を傷るのではなく、
六淫すべてが外感病を引き起こすので形を傷るという。
ここで言う「気」と「形」とは身体の内外を言う。(類経)
ここでは「気」と「形」という対比があります。
形については現代で言うformと同じかどうかという
疑問があります。