受付の稲垣です。
日々、鍼灸師になるべく勉学に勤しんでおります。
前期末試験を受けております。
(このブログ作成時は試験の真っ只中です。)
やはり、反省点が多くあります・・
ここで、今回の反省すべきところの一つを忘れずに記録したいと思います。
大半はおおよそ出来たと思えるのですが、
ミスをしてしまった所もあって悔しい思いをしております。
もしかして、100点いけるかな~と
考えていた科目も間違いを見つけてしまいました。
・・詰めが足りない!
以前にもブログに書かせていただきましたが、
前期は基本的に解剖・生理学が多くを占めます。
その多くが、一つの科目を勉強すると
別の科目に共通する知識があり、理解が進みます。
例えば、筋学の勉強をするとします。
筋(きん)については、
筋肉の始まり(起始)と終わり(停止)を基本に、
その筋肉を支配している神経(支配神経)と、
その筋肉が動けばどのように関節が動くのか(作用)を理解します。
しかし、筋肉はほとんど、骨に付着しております。
なので、骨(こつ)を勉強すると、
「あ~なるほど・・筋学で勉強した筋はココに付着するんだ・・」
と骨学中に筋学を勉強できるという訳です。
一つ具体的に、お勉強。
自由上肢帯(腕!)には肩甲骨より上腕骨が関節をなしています。
そして、上腕骨より手部に向かえば尺骨と橈骨があります。
今回は、肩から手に向かっていく
三つの骨(肩甲骨、上腕骨、尺骨)について考えます。
上腕骨についている筋で
上腕三頭筋(腕の外側の筋)というのがありますが、
その筋は文字どおり三つの頭のように起始が三か所に分かれています。
一つの頭は肩甲骨の関節下結節に、
残り二つの頭は上腕骨の外側面、後面に付着しています。
そして、この三つに頭に枝分かれした筋は
最終的には一つにまとまって、尺骨の肘頭に付着しています。
筋学的には上腕三頭筋の起始、停止。
骨学的には肩甲骨(関節下結節)、
上腕骨の骨体(外側面、後面)、尺骨(肘頭)
をご説明しました。
(支配神経や作用について、今回は割愛させて頂きました。)
これは何も資料を見ないで、説明できております。
今回は自由上肢帯の一部を説明させて頂きました。
以外の情報でも、生理学的な筋肉細胞の話も付け加えると、
結構のボリュームの話が出来てしまいます。
私が言いたかったのは
それだけ日ごろの勉強は、西洋医学の渦中にいるという事です。
が!
ここからが問題なのです。
前期は東洋医学に関する授業が週に一度しかありませんでした。
東洋医学に関係する情報が頭の中で
“週に一回の「東洋医学概論」”だけでは
東洋医学の価値観が体に染みついてこない・・
そして、思いました。
東洋医学概論の試験を受けて、
解剖・生理学のようにスラスラと情報がアウトプットできない・・
東洋医学の神・気・血・津液など、
書籍の話として文語的に理解しているだけだ・・
自分の価値観として染みつけていない。
これは苦痛でした。
危機を感じました。
そして、大いなる反省でもありました。
簡単にいえば東洋医学に関する勉強が足りない!
東洋医学の価値観で生きていない・・
「なら、自分で勉強せんかい。」
と誰かに言われるでしょう。
そうです。
日ごろの生活の中で、東洋医学的に物事を計る
「アンテナをもっと敏感にしなくては!」と思いました。
一冊のノートを買いました。
肌身に置いておく、東洋医学に関する為の記録帳です。
東洋医学を集めてまいります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
さ~て、それでは!
勉強に舞い戻ると致します。
人を救う立場になる事の大変さを感じながら・・
稲垣英伸