<近日開催予定のイベント>
9月10日(日):【第三回 一般向け東洋医学養生講座】

定員に達しましたので参加申し込みを締め切ります。
多数のご応募ありがとうございました!!


どうも、新川です。

通天閣の真下から
通天閣の真下から

ご存知の方は、「なにを今更…?」
という画像ですが、
こちら大阪の南のシンボル、通天閣の真下からの画像です。
(ちなみに北のシンボルは「太陽の塔」です。もちろん私見です笑)

あまりに周りの環境とのギャップに思わず一枚おさめてきました。

さて、
ここからが本題です。
今回から
「軍争」篇が始まります。


【軍争】
迂直の計

戦を行うにあたり、まず将軍が君主の命を受けて兵士を集め、軍を編成し、
陣を構えて敵と対峙するというように進んでいくが、
真に難しい場面は、
戦闘のやり方である。

軍争之難者、以迂為直、以患為利。
軍争の難きは、迂をもって直となし、患をもって利となすにあり。

世に有名な『迂直の計』の説明であり、
「急がば回れ」という言葉とも表現される。
戦において、
勝利と敗北の差は紙一重である。
戦力が拮抗していればなおさらである。
自軍が一見劣勢であっても、
視点を変えることでその後の戦況がひっくり返ることもあり、
またその逆もしかりである。

老子の言葉で、
縮めてやろうとするならば、かならずしばらく拡張してやれ。
弱めてやろうとするならば、 かならずしばらく強めてやれ
廃してやろうとするならば かならずしばらく挙げてやれ。
奪ってやろうとするならば、 かならずしばらく予(アタ)えてやれ。『老子 峰屋邦夫訳注/岩波文庫』より抜粋
原文はこちら
とあり、
『迂直の計』は、自然法則から生み出されたものといえる。

次回へ続く


参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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