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8月20日(日):第五回、鍼灸学生の為の勉強会〜【医古文・漢文の読み方No.2】〜
帝曰、願聞其異状也。
岐伯曰、陽者、天気也、主外、陰者、地気也、主内。
故陽道実、陰道虛。故犯賊風虚邪者、陽受之、
飲食不節、起居不時者、陰受之。
陽受之則入六腑、陰受之則入五臓。
入六腑、則身熱不得臥、上為喘呼。
入五臓、則脹満閉塞、下為飱泄、久為腸澼。
故喉主天気、咽主地気。故陽受風気、陰受湿気。
陰気従足上行至頭、而下行循臂至指端、
陽気従手上行至頭、而下行至足。
故曰、陽病者、上行極而下、陰病者、下行極而上。
故傷于風者、上先受之、傷于湿者、下先受之。
帝曰く、願わくばその状の異なるところを聞かんや
岐伯曰く、陽は天気なるや、外を主どり、
陰は地気なるや、内を主どる。
ゆえに陽より実し、陰より虛す。
ゆえに賊風・虚邪に犯されるは、陽これを受け、
飲食不節、起居に時あらずは、陰これを受く。
陽これを受ければすなわち六腑に入り、
陰これを受ければすなわち五臓に入る。
六府に入れば、すなわち身熱し臥するを得ず、上れば喘呼と為す。
五蔵に入れば、すなわち腸満・閉塞し、下れば飱泄と為す。
久しければ腸澼を為す。
ゆえに喉は天気を主どり、咽は地気を主どる。
ゆえに陽は風気を受け、陰は湿気を受く。
陰気足より上行して頭に至りて、下行して臂を循り指の端に至り、
陽気は手より上行して頭に至りて、下行して足に至る。
ゆえに曰く、陽病は、上行するの極まりて下り、
陰病は下行するの極まりて上る。
ゆえに風に傷らるるは、上まずこれを受け、
湿に傷らるるは、下まずこれを受ける。
素問・太陰陽明篇より
足之太陰経と足之陽明経の違いから脾胃を述べる。
陰と陽の違いから脾胃を語るのは
脾胃が五臓六腑の海と呼ばれるからだろう。