どうも、新川です。
妙見山は自力で登山道を歩いた事もありますが、
最近はもっぱらケーブルカーとリフトを乗り継いで上がります。
こちらの画像は
妙見山のリフトを降りたところからの風景です。
少しずつですが、夏のにおいを感じます。
さて、
ここからが本題です。
前回の
「兵勢」篇の続きです。
【兵勢】
故善戦者、求之於勢、不責於人、故能択人而任勢。
故に善く戦う者は、これを勢に求めて、人に責めず、故によく人を択んで勢に任ず。
「真に戦が上手なものは、
勝敗の要因を勢いの作用に求めて、兵士個々人の能力に求めない。
個々の兵士よりもむしろ軍全体の勢いを重視するのである。」
それらの勢いの比喩として、
以下の文言がある、
如転円石於千仞之山者、勢也。
円石を千仞の山に転ずるがごとくなるは、勢いなり。
「丸い石を千仞の谷に転がすように、兵を勢いに乗って戦わせる、
これこそが戦が上手な者の戦法である」
次回へ続く
参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。